託児所付きの職場で働く利点と欠点

職場内で子どもを見てもらっているという安心感を得られるのは、介護士が託児所付きの職場で働く大きなメリットだ。
事業所内に託児所が併設されていれば、熱を出したり体調を崩したり時など、子どもに何かあった時にすぐに駆け付けることができる。
安心感があることで、心に余裕をもって働きやすくなる。
また、同じ育児中の介護士が集まっているので周囲の理解を得やすく、先輩や同僚に相談しやすいのもメリットだ。
介護施設の託児所は、従業員の福利厚生の一環として設置されている。
そのため、保育料が安く設定されていることもあり、経済的負担を軽減できることもあるだろう。

介護士が託児所付きの職場で働くデメリットは、毎回子供を職場まで連れていかなければならないということだ。
近くに職場があれば問題ないが、通勤で電車を利用する場合、人で溢れる車内に子どもを連れて乗り込むことになる。
子連れやベビーカーでの満員電車は、ときにあらゆる危険を伴うこともある。
子どもと一緒に通勤すると、一人で職場に通うよりも通勤時の精神的負担が大きくなる可能性があるので注意が必要だ。

他のデメリットに、託児所付きの職場の求人は絶対数が少ないというものがある。
介護施設に託児施設がある所は、まだまだ少ない。
託児所付きの求人を探しても、自宅から近いところや、自分に合った仕事内容の求人が見つからなかったりすることもあるかも知れない。
病院などの医療施設でも介護士が多く働いている。
託児所付きの職場を探してなかなか見つからない時は、介護施設だけでなく病院施設から探すのも、働きやすい職場を見つけるために大切になってくるだろう。